雨中の野営本部である。
奥に見える垂れたフライは目隠し。ガイラインの都合で敢えて少し離した位置に。
月始めが週末と重なり、実質昨日からが新年度のスタートとなった。
とは言えスカウティングに於いては次の週末が上進式のため、コチラはソコからが新たなスタートだ。
コロナ禍で制限ばかりだった新任隊長から早3年が経ち、年数だけ見れば中堅どころと見られかねないが、自分の中では全くそんなトコロは無し。
かつて描いた我がボーイ隊の再生計画でも、5年かけて「本来あるべき姿」に持っていく構想だったので、正にこの2年が正念場だと考えている。
この3年間で(ひとまず)出来てきたのはスカウトたちの活動への向き合い方と班の自治。進級に向けてスキルを上げたり経験を積んだり、そして後輩スカウトへ教えたりを班の中で常に行うことを伝えてきた(つもり)。
一応、そんな流れは形になってきたのだが、年度替りで顔ぶれが変わるとソレもどうなることか、不安はある。
が、新しい班長にソコを改めて指導するのが隊長である私の役目なので気合を入れねば、だ。
今年度の目標はグリンバーへの徹底した訓練と主導の委任。
班集会が本当の「班集会」として実施されるようにしていきたい。
もっとも、私がスカウトだった頃のような状況・環境ではなく現在のスカウトたちはとても忙しい。
自分たちでスケジュールを組んで自分たちで集まるのはナカナカ難しいと思われるため、そこは隊長が調整とフォローをしなければならないだろう。
それでも体としては彼らが自分たちで開催する形が必要なので、その辺りの塩梅はコチラの腕の見せ所か。
ちなみに上記の目標を班長ではなくグリンバーにしたのは、新年度の体制が1班編成になったからである。
「班の対抗」を徹底するなら無理をしてでも2班以上にしたいところではある。しかし残念ながらそこまで人数がいないのが現実。
3名の上進を受入れてもスカウト7名の隊となるため、それならば充実した班体制にしたほうがより良い活動ができる。
実際、先の年度末キャンプでも同等の人数規模を1班で行った結果、作業分担がシッカリできたしプログラムへの取組みも良くできていた。
この先も感染状況に翻弄されるかも知れないが、世間ももう「明けた」感じであるし、ようやく存分に活動を展開できそうな風潮である。
今後実修所で瑞からの理想を求め、ソレに取組みつつ「本来の姿」を取り戻していきたい。
班長たちがどこまでついてきてくれるか。そこだけが不安であり、私の向き合い方次第なのだろうと思う。
頼みの綱は送り出したスカウトたち。
上手くコラボできないかなぁ…と、密かに画策を練る次第である。