2019年02月05日
zippoのヒンジ

随分前に当ブログにて触れたカエルのzippo。永らく愛用していたが、ヒンジがヘタってグラグラになり、引き出しの中へ隠遁したのが7年ほど前か。
その後に愛用してきたのが写真のモノ。
ピアノブラックと言われる黒メッキモデルも、毎日使えばこの有り様である。そしてコイツも先輩同様、一昨年辺りからヒンジがグラグラに。
永久保証なのだから修理に出せば済むコトなのだが、なかなかそんな気持ちに至らず、ポケットの中でカタカタ音がするのを聞き続けてきた。
そして先日、ヒンジのピンがズレてはみ出してきているのを確認。
このままではピンが抜け落ちるのも時間の問題か、と思いつつ、同時に「これ、ピンを交換すれば直るかも」と思い立つ。
で、Webで調べてみると…
なんでもっと早くに気付かなかったのか! である。
保証は効かなくなるものの、さほど難しくない作業で復活する方法が、イロイロと紹介されているではないか。
道具も材料(ピンの代用品)も全て手元にあるし、これはもうやるしかない。
で、作業した結果が冒頭の写真。
フタを開けた際の音を響かせる加工方法も紹介されていたが、ソレは施さず。単にグラつきを解消し、程良い操作感になるよう調整した次第である。
工程は至って単純。
ケースだけの状態にして、ピンを抜く。
ヒンジパーツの並び具合を調整する。
真鍮なりステンレスなりの小さなクギで新たなピンを作り、打ち込んだら終了〜。
閉じた状態でもフタと本体がピッタリ一体化。
ポケットに入れていてもカタカタしない。
着火のアクション時の動きには懐かしさすら感じるようになった。
満足の仕上がりだ。
調べついでに読んだ記事によると、元々が数年でガタツキ始めるらしい。ただ毎日触れているとスグにはソレに気付かず、症状が進んでようやく気付くとのこと。
私もまさにソレだった訳だ。
こんな簡単な作業で復活できるなら、隠居をさせたカエルのzippoも復活させたくなってきた。
ただ、アイツはホイールもすり減ってしまっており、中身(インサートとかインサイドユニットと言うらしい)を丸ごと交換することになる。
無理矢理パーツ単位で交換する方法も紹介されていたものの、そこまで中身に固執していないし、やるとすればお楽しみの範囲かな。
いずれにせよ、気になっていたカタカタが直っただけでも嬉しいコト。
今後も末永く付き合っていけそうだし、久々に旧友(カエルzippo)との再会も有り得そうな期待感を持った。
繰り返すが「永久保証」の恩恵を受けられなくなる可能性があるため、実行する際にはよくよくお考えいただきたい。
今や加熱式タバコに押され気味ではあるが、ライターを操作する小気味よさからは離れられない。
今回の作業をしたことで、その魅力を再確認できた気がしているのであった。
チャキーン、シュボ!
うん、イイ感じである。
Posted by blue_serow at 09:43│Comments(0)
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