今朝のとある公園である。
サクラのつぼみが膨らんでいた。
出掛ける時は寒さを感じるも、ココまで来ると日差しはポカポカだ。
先の土日、当団カブ隊は年度末のシメとして隊舎営を行った。
施設の事情により暖房設備のない環境で、ずーーーーっと冷えを感じながらではあったが、久しぶりにシッカリとした活動が出来たと実感。
月の輪リーダーとしての役目も(ほんの数回ではあったが)何とか終えられたかなと…。
そんな中、この1年間でうっすらと感じていたコトを、少しだけ試してみた。それは組長の役目と指導についてである。
ボーイ隊であればまず班長訓練があり、班内のスカウトへは班長が指導をするのは言わずもがな。ではカブ隊での組長は?
旧版の隊長ハンドブックでは、そこそこ「組長」として扱うが、まあホドホドにね、といった感じで記されていた。(改訂版となったリーダーハンドブックは未読の為云々)
当カブ隊では隊長の意向により、そこまで厳格に組を意識せず、みんなで緩やかに活動する場面が多く見られた。
勿論、集合体形やプログラムの際には組の機能を活かしていたのだが、チョットした時は特に指示もなく全体に対して、と言った感じ。
私なりの理解と思いでは、確かにボーイ隊のような班の自治をカブの組に求めるものではないだろうが、少しは組長に活躍の場面を与え、意識付けを行っても良いのではないか、というモノがあった。
で、今回の舎営において、少々出しゃばった感があったかもと思いつつも、組長を中心に声をかけてみたのである。
何をするにも、何を始めるにもまずは組長。
移動中のチョットした溜りの際にも組長へ声をかけ、組毎に整列を行うよう指示。
ちなみに今回の舎営では、移動に公共交通機関を使い、途中に電車の乗り換えもあった。そしてその引率を私が担うこととなっていたのだ。
整列のドリルに注力することをBPは嫌ったそうだが、20人近くのスカウトや指導者が街角や駅構内でワラワラと群れていては格好がつかないし邪魔。そんな中でリーダーが大声をだすのも何だかなぁ、である。
なので私としては、そのような場面でこそシッカリと組長に機能して欲しかったのだ。
往路では控えめにソレを行い、舎営中に出来るだけ自分でも意識ながら行う。すると徐々に組長たちの反応が良くなるのを感じた。
1年間組長をやってきた自信もあるだろうし、月の輪を通じてボーイ隊でシッカリやっていこうという気持ちになってきた、現れなのかも知れない。
たった2日間ではあったが、指導者が意識して声掛けをするだけでスカウト(くま年代)は変わった。組長が変わればそれに続くスカウトたちも変わる。
何でもかんでも厳しくやる訳ではなく、時と場面に応じて声をかければよいことも実感できた。
次年度以降、私がどんな立ち位置でスカウトたちと接するかはあるが、程々のレベルで、でも忘れること無く「組長・次長」をもり立てて行こうと思ったのであった。
これまでは、隊長に遠慮しつつ一歩引いた感じでいたのだが、月の輪をキッカケにスカウトたちの前に立つようになると、やっぱり楽しいものだ。
再び味わったこの感覚からはもう逃れられない。次年度は、嫌がられない程度にグイグイ行っちゃおうかな、と思った次第である。