鉈の手入れの続き、そして失敗

blue_serow

2021年03月01日 09:28

昨年暮れに手入れをした鉈のその後である。

最近、刃物いじりに気を取られている感アリ。

調子に乗って更なる再生に取組んだのだが、やっちまった。


先回の段階で、サビ落としと研ぎによりひとまず使え状態にはなった。しかし、刃こぼれが残ったままだったため、追々刃の再調整をと考え続けることしばし。


で、休日のアレコレの隙間を縫ってようやく着手。
ただ、時間に追われる中でやったのがイケなかった。

前回の時はとにかく慎重にグラインダーを当てたのだが、今回はナントなぁく「早く終わらせねば」と気持ちが落ち着いていない。
水を掛けつつ刃を削り込み、形を整えるまでは何とか上手く進められた(気がした)。

刃こぼれが消え、荒砥から順に研ぎ直し、最後はポリッシングまで。

とは言え低速回転のポリッシャーなど持っていない。
引続きグラインダーにフェルトバフを付けて、一気に磨き上げ…  あ…   あぁ…

刃先が…


写真でも分かる通り、焼けてしまったのである。

「一気に」がイケなかった。
直後に確認したら、案の定、刃は素手で触れないほど熱を持っていたのだ。

削る時は火花が散るため熱に気をつけていたが、磨きの際にはついつい失念していた。
フェルトでグイグイ擦ったら、そりゃ熱を持つは。

特に刃先は金属も薄くなっているのだから、さもありなん。

巷で言われている焼戻しとか焼なましといった状態になっているか否かは不明。
しかし、変色した部分が何らかの状態に変わったことは間違いない。

後はフィールドで実際に使って確かめるのみ。

コレでクヨクヨしていても始まらないため、磨きの道具をリューター変更。チマチマと刃を磨いた結果が冒頭の写真である。


無事に復活したと喜んでいたのも束の間。再びの活躍をする間も無く、余計な処理を施してしまったコトを微かに後悔している。

果たして、ホントのところはどーなのか?


今月末に予定している我がボーイ隊のキャンプにて、結果の検証を行う。


ちなみに現在の切れ味は、結構イイのだが…。


ナニゴトも焦りは禁物だな。






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