「1年」が経とうとしている

blue_serow

2021年03月05日 09:37

小雨がパラつく朝である。

さほど寒くもなく過ごしやすい。


昨年の今頃、私はカブ隊の年度末舎営をどうするか迷っており、やがて日本連盟対応が出されたことで、全てを取り止めるに至った。

そして明確な区切りが感じられないママ年度が変わり、様々な「新しい日常」を実践することととなる。

この1年間、我がボーイ隊はどこまで「やりたかったコト」と「やるべきコト」をできただろうか。

数カ月の間にも状況の変化があり、対面で集会を行った翌週はリモートで、と言うコトもあった。


どうにか隊キャンプは2度実施したものの、実際に宿泊したのは1泊のみ。

リモートで互いの顔を見つつとは言え、様々な条件から実施は班ごと、それぞれ1時間少々と制限があった。

班の体は保っているが、班長訓練や班長会議は当初思ったように実施できず、また、技能の指導も隊長である私から直接全員へ行わざるを得なかった。


進歩進級の考査を班長に委ねるも、直接会う機会が減った今期は、年プロで思い描いたようなペースで進んでいる訳がない。


ホント、この1年は何から何まで「出来ていない」と感じる次第である。


と、ひとしきり反省と愚痴を記してみたが、先のリモート集会でスカウトたちの感想を聞いてみたところ、案外前向きに捉えているようだった。

何しろ今は世界中がこんな状況なのだから集まれないのは仕方がない。
今度キャンプをやる時は前回できなかったコトをできるようにしておきたい。
リモートで練習した技能を、忘れないうちに外での集会の時に試したい。
ハイキングや登山を楽しみにしていたので、来年度はできるといいな。

…とのこと。

他、特にキャンプでのアレコレをよく覚えているようで、次の隊キャンプへの期待は結構あるようだ。


出来た出来ていない評価は大切。しかし、ソレだけが全てではない。

この1年、どうにかスカウトたちのモチベーションを保てたことをまずは良しとし、次年度は存分にフィールドでの活動を行いたいし、行える状況になって欲しいと願うばかり。



イジイジと反省や迷いを繰り返すのではなく、気持ちを切り替えて、次なる年プロのベース作りに取りかかろう、と、思うのであった。




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