帽子のツバ補修

blue_serow

2021年06月03日 09:38

夜更けの工作である。

何年使ってきたか定かでないが、野外へ繰り出す時に愛用してきた帽子(キャップ)。コレの前のモノを買ったのが13年前。おそらく5,6年で、やはりツバが擦り切れて買い直したのだと思う。

決してハードな使用をしてきた訳ではないものの、頻度と言うか回数と言うか、出番が多く洗濯の回数も増えればやはり傷むのは仕方がないか。


で、これまでならば諦めて次のモノへ更新したかもしれない。
しかし今回は違った。

特段の理由もなく「縁を何とかしてみるか」と考えた次第。

さんざん手芸・裁縫関連のお店や売り場を見てきた身として、バイアステープ存在は以前から知っていた。
今回、コレの補修でソレが使えそうだ、と思い立つのは早い段階だったが、縫い付ける術が思い浮かばず躊躇することしばし。

厚手の芯があり、寸法もピッタリで仕上げられていたため、上手く縫える自信がなかったのだ。


同時に色目も問題だった。

市販品で見かけるバイアステープは、白や黒、紺、そしてカワイイ柄物が多く、このような微妙な色目の生地の品は果たしてあるのか?と。

ソンナコンナを思い続けること数ヶ月。

その間、スカウトコースへ参加した際にチョット引っ掛けたら、擦り切れ部分が崩壊し、パックリ口を開いてしまったではなか。

もうこうなれば決行するしかない。

接着剤留めでもいいから直さねば、とモノを探し始める。

幸い大手の手芸・裁縫用品店でこの商品を発見。
色目のみならず、そのままアイロン接着出来ると言う正に私が求めていた品だ。
※本来、アイロン接着は縫い付け前の仮止めらしい


様々な用件に時間を設け、作業開始。
付けたり外したり… 工作用のアイロン駆使すること小1時間。

ご覧の仕上がりである。


耐久性に一抹の不安は残るものの、まずはスッキリしたことを喜ぼう。

テープの残量も十分あるから、コレが傷んでも数回は補修出来るかな。


久しく気になっていた箇所がキレイに戻り、気持ちも晴れやかになったし、愛着も深まった。


自分が手をかけた道具は、使っていて心地よい。

そんな道具たちを携えてフィールドに繰り出せる日を心待ちにしつつ、他のメンテナンスが必要なモノたちの面倒も見てあげなければ。


巣ごもり期間にできるコトを、少しずつ片付けていこう。

明けたらまた忙しくなるのだから。


あなたにおススメの記事
関連記事