正月休みに衝動買いしたナイフのその後である。
まず、写真の通りシースはイイ感じに色目の変化と艶が出てきた(気がする)。
実際にフィールドで使ったのは春と夏の隊キャンプ&スカウトコースの3回。
ベルトループをホックに付け替えたお陰で、つけ外しは快適ながら、やや革が薄い感アリ。気が向いたらもう少しシッカリした革に付け替えるか。
ヒルトが無いためハンドルの一部を削り込んだのは、私にとっては正解だった。
チョット強めに削り込みたい時など、チカラを入れる場面でもシッカリとホールドできていた(気がする)。
そして切れ味は… さすがにカーボンスチールである。
油分を含んだ太めの麻紐でもドングリ系の硬い薪でもスルッと刃が入りイメージ通りに切ったり削ったりできた。
スカウトコースの最終日には雨が降り、帰宅後には若干ブレードが曇っていたが、軽めのメンテナンスで元通りに。
少し刃がなまった程度であれば皮砥で十分であることも確認。
これまで愛用してきたステンレスブレードの登山ナイフはガシガシと叩き切るのに適していたが、スカウティングのリーダーとしなった今、そこまでハードにモノを切る場面はない。
ヒルトを止めるベルトが無いフリクションホールド(と言うのか?)のため、サッと取出しスッと収められるのもスマートである。
唯一気になったのは、ナイフを収める際にシースの開口部の縁にブレードが触れることが多く、その縁部分へ少々「切傷」がついてきたこと。
収める動きの時に介錯してあげないと、かな。
ナイフを腰に下げる際に私は右側へ付けるのだが、山仕事の方は左側へ付けるらしい。
理由は様々語られており、どれが正解とかは無い。ただ個人的な気付きは得られたので、次の機会には左側も試してみるか。
ちなみに日本刀も左側へ付けるよね。
この辺りに何らか使い勝手に関するヒントがあるのかも知れない。
今後もフィールドでの使用を重ね、自分にあったカタチに育ってくれることを期待しつつ、手入れも怠らないようにする所存。
改めて「いい買い物をした」と、ひとり悦に入るのであった。