スカウトたちは分かっていた
とある指導者訓練時でのサイトの様子である。
小雨と強い風が続き、アチコチに工夫と補強を施したのはいい思い出だ。
宣言下、リモートでの活動の中でのこと。
7月の隊キャンプを振り返りつつ、今後の活動でどのような点を補い強化していきたいか、どんな活動(プログラム)をやってみたいかを班内で話し合わせてみた。
端から聞いていて「分かってるじゃん」な的を得た話が多く出て、私としては嬉しい限りだった。
地元神社での訓練キャンプでは時間の都合で完成しなかった工作物が、4日あった隊キャンプでも作れなかったのを悔やんでいたり、ジャンテンの建て方をシッカリ練習したいと言ったり…。
どーしてもスキル上達に話題が偏ってしまう感は拭えなかったが、ソレを会得すれば野営生活がもっと楽しくなるであろうとの期待を彼らも感じていたようだ
十分な時間と材料があれば出来るだろうし、それらに特化した活動を行うことも考えられる。
しかし、ソレが全てではない。
我々はその先の成果をイメージしてプログラムを構築するのである。
スキルアップの結果楽しいキャンプが出来るようになるのか、楽しいキャンプを通じてスキルアップを目指すのか。
同じようでアプローチは全く逆になるし、かかる時間も大きく変わる。
そして、そんなリーダー側の目論見を感じているのか否か、スカウトたちは「家で練習出来るコト」と「集会で試してみたいこと」をちゃんと整理して話し合っている。
彼らの「やってみたいこと」こそ最大の原動力である。
その想いを今後の活動へ上手い具合に反映できれば、きっと大きく飛躍するハズ。
間もなくコノ窮屈な状況はヒトマズ明ける。
ナンダカンダでキャンプ主体になるかも知れないが、出来るだけ時間をかけて、彼らが試したいコトをやらせてみたいと強く感じている次第である。
関連記事