今回の野営本部である。
諸事情で小振りに設える必要があったため、大型の食堂フライではなくジャンテンのフライとポールを流用した。
コレでも十分なサイズ感だったため、今後はこのスタイルも良いなと感じた。
で、隊キャンプの内容を少々。
ジャンボリーを控えたスカウトの出席が奮わず、全体の半分しか参加がなかった。
元々人数が少ない我がボーイ隊。無理して2班体制で強行するとすべての作業が追いつかなくなるのは明白だった… などという以前に、参加スカウトだけでもひと班の人数に届いていないのだ。
これまで意地になって「班の競争」と言い続けてきたが、ココまで来るとそうも言っていられない。
今回は夏キャンプの前哨戦として班を融合させ、作業やプログラムに取組むことと相成った次第。
コレはコレで年代のバランスがとれ、悪くはなかった。
きっと夏キャンプも(多少の変化はあったとして)この構成は意義があるだろう。
そして人数が更に減る次年度のコトも考慮すると、もうこうする(ひと班にする)他選択肢は無いとも言える。
寂しいねぇ。
また、スキル面の指導もその殆どを私が直接する形式をとった。
一から十まで全てではなく要点のヒントに抑えたつもりではあるが、グリンバーを飛び越した感は拭えない。
もっとも、これまでグリンバーたちへ教えたコトばかりであり、彼らが知っていながら実践しきれなかったのもある。
スキルは使ってなんぼ、を気付いてくれただろうか。
そして今回を通じて私も強く感じたのは、何と言ってもグリンバーへの訓練の重要性であった。
通り一遍の指導ではなく、十分に理解して使いこなせるレベルに達していないと班員へ伝えることが出来ない。
自分は出来るのに…という葛藤が生じるのだ。
次の年代にも十分な指導をするにはどのような進め方が良いのか?
今回はワークショップ的な感じで私が直接指導を行ったし、夏キャンプでも「底上げ」のためコレに近い進め方を想定している。
だがソレも夏キャンプまで。
その先からは年度の後半に入り中3スカウトの動向も変わってくるため、大幅な体制変更を考えなければならない。
私がボーイ隊長として初めて直面する状況である。
さて、これからどのように我がボーイ隊のスカウトたちを導いて行こうか。
スカウトへの指導の在り方を色々試す中、さらなる迷いの淵に突入しそうな予感がした隊キャンプなのであった。