テント乾燥での応用

blue_serow

2022年09月26日 09:43

彼岸の明け、爽やかな朝である。

連休はアレコレの用件に追われるも、充実した3日間だった。

写真はジャンテンを収納袋に収めた様子なのだが、違和感を持たれた方は「さすが!」である。


台風に変わる活発な熱低が降らす雨の中、我がボーイ隊は隊集会を決行。

その際に使用したジャンテンのフライシート&食堂フライはズブ濡れのまま一旦倉庫へ放り込んでその日は終了。

翌日、嘘のように晴れ渡った空を見て急遽乾燥作業を行ったのである。

本来ならスカウト有志や団のスタッフと共に行うべきなのだろうが、ワンオペ隊運営の身軽さを活かし、自分の都合最優先で行うこととした次第。

乾燥作業自体は単純なコトなのでなんの苦労もない。前日のレインウェアを着ていても中まで濡れた隊集会とその成果を振り返りつつ、今後の進め方を考えるひと時であった。

強い日差しのおかげで幕体はアッと言う間に乾ききった。しかし、ロープはナカナカ乾いてくれない。

簡易の物干しを設けて出来るだけ風に当たるよう並べてみるも、小一時間では1cm近い経の撚りロープはジメジメしたまま。金剛打ちのロープはもっと乾かない。

可能な限りタイムリミットまで粘ったが、経過はさほど変わらず。サテどうしようかと考えることしばし。

そしてとった策が写真の状態なのだ。

私が知る限りでのジャンテンの収納方法は、幕体の端&ロープは内側に折込むように畳むことが推奨されている。理由は畳んだ状態での厚みの調整と取り出した際にバラけないようにするため(と推測)。

だがせっかく乾いた幕の中に、湿った状態のサイドロープを折り込みたくない。
と言うことで、本来(通常)とは異なる手順でフライを畳み、ロープが外に出るようにし、収納時に一番上へまとめられるようにしたのだ。

この状態で蓋も閉めず倉庫の棚へ戻せば、いずれロープは乾ききるだろうし、幕体に湿りが移ることも(たぶん)無いだろう。

で、次に倉庫へ行った際に蓋を閉めればひとまずは収納状態になるという考え。
 
異なる畳み方による悪影響は… 正直どの程度あるのかないのか分からない。でも湿ったまま収納することに比べればずっとマシではないだろうか、との思いである。


この方法が正しいとは考えていない。自分なりの理解の元、自分なりに最善策を求めた上でのこと。人に勧めるつもりは無く、ただ単に「私はこうしてみた」という試行の一つである。


とは言え、本本の畳み方(収納状態)の意味を知っていなければ応用はできない。元々を間違って覚えていたら、その先のアレンジなどあったものではなかろう。

ナニゴトも理由・理屈があるのである。



などと偉そうに披露してみたが、改めて自分写真を見ても誠に不格好というか不安を呼ぶ状態ではないか。

こんなコトをする必要がないよう、シッカリと乾かしきれるスケジュールで乾燥作業ができたら良かったのに、が本来の正解だろう。

が、元々の予定では2週間先にならないと時間が取れなかったのだから、スキマ時間で慌ただしくも、翌日にここまでできたコトを(個人的には)良しとしたい。


雨の中の活動を行う際は、乾燥作業のタイミングまで想定しないとイケナイナ、を改めて実感した連休であった。


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