相変わらずの散財である。
夏頃から100均キャンプ道具界隈でウワサに上がっていたファイヤースチールのコンパクト版。
過日、ソレをセリアで見つけそのまま購入した次第。
いわゆるバックルの形状でロッドとストライカーを収納するアイデア品？
いやいやパラコのブレスレットで留め具がコレになっている商品を見たこともあるため、実は目新しいモノではない。
そしてコチラは留め具として紐を通す箇所がないのでこれ専用の造りと思われる。
WEBのインプレによれば、ロッドを引出して伸ばすことが出来るとの話もあったが、この個体では固くて出来ず。
そのままの状態でストライカーを当てるも、バックルのフックパーツが邪魔で思うように擦ることができない。
力任せに何度かトライし、ようやくコツらしきモノが分かったような分からないような…。
上手く当てられれば勢いよく火花は散るものの、極太ロッドを使っている身としては、その火花の量に物足りなさも感ずる。
写真でも分かるとおり、収納の都合なのかロッドが非常に細いのだ。
よほどのコトが無い限り折れることは無いのだろうが、それでも不安は残る。
一方、ストライカーは先端がセレーション状になっており引っ掛かりは申し分ない。
試しに他のロッドで当ててみたところ、これまでにない勢いと量の火花が出た。
よくある金鋸の刃を折ったようなストライカーより良く出来ているではないか。
と言うことで、このストライカーを他のロッドに流用すればベストな組合せが完成するのである。
そしてソレはこの商品が謳う「コンパクト」という価値を無き者にしてしまう訳でもある。
非常用としてどこかにぶら下げておくのも有りなのだろうが、それなら普通のモノでも大して変わらない。
私にとっては、考えれば考えるほど使いどころが見いだせない何とも不思議な商品である、と言う結論に達したのであった。
ストライカーの出来が良いトコロだけが救いかな。