今朝の… ではなく、昨日の緑地公園である。
勤務調整で休みとなり、チョイとした準備のため立ち寄り。
変わらぬ景色に心落ち着く。
その「準備」とは、課程別研修で行う実習の材料集めのため。何事もなければ現地調達でコト済むものの、もし雨が降ったら、或いは当日でなくとも前日前々日が雨だったらに備えてである。
紅葉にはチト早かったが、サクラは黄葉が見られ、スダジイもポロポロ落ちており、秋の深まりを満喫。
散策しながら工作材料を物色していると、ふとバイクで通っていた頃、ビーバー隊長だった頃を思い出す。
工作に適した材料の条件を自分なりに決め、一つひとつ選びながら、ビーバーたちはコレを使ってどんな作品を作ってくれるだろうかと想像する。
色目、形にバリエーションを持たせつつ、しかしドレも一点物ではなく複数用意しなければ取り合いになってしまう。
そうは言いながらも、時にレアアイテムとして独特な形状のモノも織り交ぜて…。
頭の中は隊員たちの姿でイッパイ。
眼の前には色付き始めた木々。
ビニール袋の中には秋の彩り。
ナント充実した時間なのだろう。
カブ隊長になってからは、プログラムの構成が変わったこともあり、ココまで準備の際にスカウトの姿をイメージしていないし、自らのテンションも上がっていない。どこか一歩離れて眺めている感がある。
組集会、デンリーダー、組長の存在と、ビーバーとは大きく異なる要素があるのだから、ソレはソレで仕方がないのかも知れない。
でも、隊長としての向き合い方まで変わってしまって良いのか否か。今一度立ち止まって考えてみなければ、である。
なんて殊勝なコトを思う一方、これまで気づいていなかった新たなドングリ(ミズナラ?)の木を発見!
早くも数個が落果しており、早速殻斗付きのモノをゲット。
何だか無性に嬉しくなり、頭の中では工作プランがグルグル渦巻き出した。
今後の課題はひとまず棚上げし、このドングリをどう弄くってやろうかが最優先となった次第。
我ながら呆れる思考パターンだ。
必要な材料を確保でき、お気に入りのオマケまで入手できた満足感に浸りつつ、次なる用件のためその場を後にした。
やはりこの地は私にとって重要な場所。
一瞬の立ち寄りではなく、ソコソコ時間を確保してまた来なければ、と強く感じたのであった。
愚痴ってばかりいたこの数週間。
ココのおかげで少しは健全な心持ちに戻れたかな、と思っている。
気持も新たに、秋のドタバタを乗り切ってやろうじゃないか。
そしてドングリの下処理が終わったら、ジックリと工作に取り組みたい。
やっぱり秋はドングリ! だな。