WB研修所スカウトコースにおける野営本部、我々の通称は「BPキャビン」である。
4月末の連休に実修所が行われ、5月の連休でスカウトコースが行われた。
コロナ禍が落ち着いた頃から愛知ではスカウトコースの参加者が増え、今年も溢れた人数を収容するため2コース同時開設となった。
私は元々のコースで所員に充てられており、まあまあ重要なお役目を拝命。
トレーニングチームに加わった当初、まさかこのようなお役目を受けるとは思ってもおらず。
しかし振り返れば研修所の初奉仕から12年、ALTになってからも6年が過ぎていた。
トレーニングチームの中でも中堅所から古参に入りかけの辺りか…。
いつまでも「不慣れで」とか「初心者なので」とか言ってられなくなったようだ。
で、今回のコースで「まあまあ重要なお役目」を終えた感想はとして、やはり「先輩からのアドバイスや指導は大変有難い」に尽きる。
それなりの経験があったとしても、指導者トレーニングで全く同じ役目を複数回(しかも続けて)受け持つことは稀であり、毎回新たなお役目に直面する方が多い印象である。そのため毎回模索から始まり、前回の記録からどのように進められていたかを調べて対応をしてきた。
そんな中での「自分なり」に準備なのでドコカで要点がズレたり大切なポイントを見失っていたりするコトもあったりなかったり。
そのような際に指摘をしてくれるのが先輩方。
しかも誠に緩やかに丁寧に、でも鋭く諭していただける。
トレーナーになると指導を受ける機会が極端に減った印象を持っていたため、こうして気付かせてもらえるのはとても新鮮で、そして痛烈に心に刺さるのだ。
コースの運営、進行自体は(多少はドタバタしたが)問題なくできたため、参加者の方々には良い成果を持ち帰っていただけたのでは、と自己評価をしている。
ただ、スタート当初からそのような思い、意気込みで始められなかったのも正直なトコロ。
自身のお役目を認識し、振る舞いまで気持ちを込めだしたのはコースが始まってからなので、他の所員・スタッフの方々には申し訳なく想う次第。
それこそ次に同じお役目が回ってきた際には、もう少し深みのある対応ができるかな…、しなければな…、と。
班担当には班担当なりの楽しみとやりがいを感じていたが、隊運営にも隊運営なりの楽しみとやりがいがあるのだなと、ようやく気付けた。
さて、次の機会には同じお役目に再チャレンジできるのか、はたまた新たなお役目に直面して彷徨うのか?
早くも次年度のコトが気になる今日此の頃なのである。