ジャンテンのフライだけを使った「タープ」である。
結構前の研修所でのモノ。
夜の班長会議で使用し、雰囲気もサイズも非常に良かった。
各所のバランスが美しく、私も隊キャンプで真似てみたのだが、思うようには行かなかった。
月末の隊キャンプに向け、ジワジワと準備中。
1泊2日のため基本日程は従来のモノと大きくは変わらない。
プログラムも凡そのメドが立ち、現在はメニューに対してのレシピと材料購入の方段取りである。
その一方で、本部の寒さ対策をどのようにするかも思案中。
ボーイ隊では全閉できる幕体を持っていない。
と言うか、全閉タイプだと私の考えている「野営本部」の要件を満たさないのだ。
その考えとは、隊長はこまごまとスカウトへ指示を出さない代わりに、少し離れた本部から各班の動向を伺い、必要に応じて班長へ助言をする…と言うモノ。
そのためには(離れてはいても)班の様子が常に自分見える場所・状態にいなければならない。
となれば、自ずと食堂フライ(タープ)が良いのではないか、と考える次第である。
フルクローズならスクリーンタープが真っ先に思い浮かぶも、やたらデカいだけで扱いにくく、また外の様子が全く見えなくなるのは私としては意味がない。
そう言った点ではビーバー隊長時に導入したドーム型シェードやカブ隊長時に導入したウォール付タープの方が(個人的には)使いやすいだろう。
が、「ボーイ隊長」として既存のモデルでコトを済ますのもナンダカなぁ、なのである。
今、私はスカウトたちのヒントになるようなアレンジで、寒さ対策を示してみたいと思っているのだ。
カタチとしては食堂フライに壁を設けるようなイメージだが、使える幕は限られている。
何よりも、食堂フライを囲うような幕(シート)は団の装備にも無い。
そうなると、そもそも大型の食堂フライが相応しいのかどうかから考えなければならない。
そんな考えの中で浮かんだのが、冒頭の写真のモノなのだ。
このサイズなら周囲に壁の様な造作をするのも大袈裟ではない(と思う)。
最終的にどーするかは不明ながらも、こうしてアレコレ考えるコトが私にとって楽しいし大切だと思っている。
考えたところで実行できるか否かも分からない。
これから1週間ほど熟考を重ね、最後は勢いに任せてみようと思っている。
上手く行けば良いのだが、企画倒れになったら…。
隊のキャンプは、隊長にとっても楽しみなプログラムなのである。