緑地公園のコナラである。
一月程前に比べればさすがに良く育っていた。大きさはもう十分。あとは色づくのを待つだけである。
夏キャンプでは、スカウツオウンを2回行った。
1回目の内容は既に記した。
もっと早く2回目の内容も記したかったのだが、お話いただいたのが友団の副団委員長さんだったため、一応本人に確認をとってからにしたかったのだ。
これに結構時間がかかってしまった。
そして先日、友団の方々との調整会議があり、ようやく承諾をもらえたので記しておく。
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みなさん、ビーバースカウトには「やくそくときまり」がありますね。
その3つ目に「ビーバースカウトは よいことをします」とあります。
「よいこと」とは何でしょう?
(ゴミをひろう、人を助けてあげる、ナドナドつぶやく)
色々ありますね。ひとつひとつ決めていくと、とてもたくさんになってしまうので、「よいこと」をしたらどうなるのかを考えてみましょう。
「よいこと」をすると、喜んでもらえます。
アリガトウと言ってもらえます。
それが「よいこと」をした、ということです。
そしてアリガトウと言ってもらえると、みんなはどうですか?嬉しいですよね。
(皆うなずく)
その「嬉しいな」と感じたとき、みんなの心がキレイになるのです。
一つ「よいこと」をしてアリガトウと言ってもらう。また一つ「よいこと」をしてアリガトウと言ってもらえる。
そうやって、何回もアリガトウと言ってもらえることをしていくと、どんどん心がキレイになっていくんです。
でも、がんばりすぎて、無理矢理「よいこと」をやってもダメなんです。
「アリガトウって言って!」なんてお願いをしてもダメなんです。
ビーバーの皆さんなら、1日に1つ、アリガトウって言ってもらえることをすれば良いんです。
大事なのは、それを毎日毎日、忘れずにすることです。
チーフの端を小さく結んでみましょう。
(ちょっと苦労しながら結び目を作る)
これは私たちの先輩のスカウトがやっていた方法です。
今日、何か「よいこと」をしてアリガトウと言ってもらえたら、この結び目をほどきましょう。
お昼とか夕方にまだ結び目があったら、「ああ、まだよいことをしてないなぁ」と思い出せます。
今日、寝るまでにこの結び目がほどけるように頑張ってみましょう。
そうすれば、このキャンプの間に心がキレイになっていきます。
じゃぁ、今から「ビーバースカウトは よいことをします」を心の中で誓いますよ。
目を閉じて… はい、言いましょう。
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以上、できるだけ詳しく思い出したが、少し時間が経っているので正確ではない部分があるかも知れない。
しかし、本筋は離れていないはずである。
この方は各隊の指導者を経験されてきたベテランである。
話し方もとても優しく、隊員たちもその話に集中していた。
非常に学ぶところの多い機会であった。
その日はキャンプの最終日だったので、帰りのバスの中でBVリーダー各人に確認したところ、どの隊員も「チーフの結び目」をほどけるように色々気にかけて頑張っていたとのこと。
帰着後の解散セレモニーでは全員、チーフの結び目がなくなっていた。
当然、「青い木の葉章」を1枚追加したのであった。