活動の「ねらい」を考える②
私がビーバー隊長だった頃の1枚である。
数年前とはいえ、茶色のベストが懐かしい。
先回続きをば。
ビーバープログラムを考える際、如何にしてねらい定めるかの手順のお話。
「アクティビティとねらいを繋げる」と言われても… てな場合、アクティビティ優先で考えていく時、私はそのアクティビティの手順・行程を追っていく。
例えば「紙ひこうきを作る」としたならば、大まかな手順は紙を折る、だろう。
この時点でピンと来るものがなければ、まず、その紙はどのように準備するか考えを広げる。
折り紙なのかコピー用紙なのか新聞紙なのか。
コピー用紙ならば完成形は真っ白。折り紙なら色付き。新聞紙なら…。
そして大きさはどうするか。
手のひらサイズからかなりの大判まで、材料となる紙のサイズで様々な可能性が見えてくる。
更には紙ひこうきが完成したらどうするか。
当然ビーバーたちは先を争って飛ばしたがるだろう。
各々勝手に遊ばせるのか、それとも飛距離や安定性を比べるゲームにするのか。
立返って「紙を折る」だけでも一様ではない。
リーダー側で折る順番を指示し、全員で同じ物を作るのか、各自が知っている形で紙ひこうき作らせるのか、と言うことも考えられる。
ここまでの中も既にいくつもの「ねらい」のヒントが見えてくる。
全員で同じ紙ひこうきにするとして、リーダーが教える通り、順番に折っていくコトを重視するなら「しっかり話を聞いて順番に作ることを経験する」とできないだろうか。
新聞紙やコピー用紙を使うなら、正方形に整えるトコロに焦点を当て、定規で線を引いたりハサミで切る行程から「工作道具の使い方を知る」とか。
完成した紙ひこうきへ、ペンでカラーリングする部分では「自分なりのマークやデザインを考える」とできそうだ。
飛ばしてみて、上手く飛ばない(バランス良くない)前提があり、リーダーが修正方法やコツを伝授できるならば「工夫することを経験する」などもある。
ザーッと上げてみただけでも、これだけ思い浮かぶ。
多少無理をしている感もあるが、先の記事にも書いたとおり「如何にしてコジツケルか」だ。
今回もこの時点でタイムアップである。
続きはまた次回…。
ご了承いただきたい。
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