活動の「ねらい」を考える②

blue_serow

2021年02月01日 09:38

私がビーバー隊長だった頃の1枚である。

数年前とはいえ、茶色のベストが懐かしい。


先回続きをば。

ビーバープログラムを考える際、如何にしてねらい定めるかの手順のお話。


「アクティビティとねらいを繋げる」と言われても… てな場合、アクティビティ優先で考えていく時、私はそのアクティビティの手順・行程を追っていく。

例えば「紙ひこうきを作る」としたならば、大まかな手順は紙を折る、だろう。
この時点でピンと来るものがなければ、まず、その紙はどのように準備するか考えを広げる。

折り紙なのかコピー用紙なのか新聞紙なのか。
コピー用紙ならば完成形は真っ白。折り紙なら色付き。新聞紙なら…。

そして大きさはどうするか。
手のひらサイズからかなりの大判まで、材料となる紙のサイズで様々な可能性が見えてくる。

更には紙ひこうきが完成したらどうするか。

当然ビーバーたちは先を争って飛ばしたがるだろう。

各々勝手に遊ばせるのか、それとも飛距離や安定性を比べるゲームにするのか。


立返って「紙を折る」だけでも一様ではない。
リーダー側で折る順番を指示し、全員で同じ物を作るのか、各自が知っている形で紙ひこうき作らせるのか、と言うことも考えられる。

ここまでの中も既にいくつもの「ねらい」のヒントが見えてくる。

全員で同じ紙ひこうきにするとして、リーダーが教える通り、順番に折っていくコトを重視するなら「しっかり話を聞いて順番に作ることを経験する」とできないだろうか。

新聞紙やコピー用紙を使うなら、正方形に整えるトコロに焦点を当て、定規で線を引いたりハサミで切る行程から「工作道具の使い方を知る」とか。

完成した紙ひこうきへ、ペンでカラーリングする部分では「自分なりのマークやデザインを考える」とできそうだ。

飛ばしてみて、上手く飛ばない(バランス良くない)前提があり、リーダーが修正方法やコツを伝授できるならば「工夫することを経験する」などもある。

ザーッと上げてみただけでも、これだけ思い浮かぶ。
多少無理をしている感もあるが、先の記事にも書いたとおり「如何にしてコジツケルか」だ。


今回もこの時点でタイムアップである。

続きはまた次回…。

ご了承いただきたい。



あなたにおススメの記事
関連記事