夏キャンプ協奏曲2008 隊長の役目
緑地公園のコナラである。
小さなドングリが顔を出し始めていた。
我がビーバー隊には、一応「副長」がいる。
しかし、私が隊長を拝命してからは1度も隊集会に出てきたことが無い。
彼こそが当ビーバー隊の前隊長で、現在単身赴任中である。
今年は早い段階から夏キャンプの情報を伝え、参加をお願いし続けてようやく都合を合わせることができた。
1年半のブランクはあるが、隊長経験もある方なのでどんな部分を担当してもらおうかを考えていた。
そんな最中に団役員さんからメールが来た。
「BV副長さんは、しばらく活動から離れていたので、もしそちらでのケアが大変なようでしたら本部のスタッフに入ってもらいますがいかがですか?」
かなり遠回しなリクルーティングである。
今回のキャンプは、リーダーの数は充実したが、本部に関わる団委員さんが少ない。そのことは団会議でも度々話題に上っていた。
そこで彼(副長)を本部に引っ張りこもう、と考えたようなのだ。
本部が手薄になることは決して望ましくはない。
しかし、貴重な隊のメンバーをそう易々と手放すなど出来るはずもない。
団役員さんもその事は承知の上で、微妙な言い回しのメールを打ってきたと思われる。
ただ、その「微妙さ」が中途半端だったので、私もつい意地悪なメールを返してしまった。
「お心遣いありがとうございます。しかし、隊長の役目の中に「副長を育てる」ということが含まれているのはご存じのはずです。多少の不安はあるかもしれませんが、キチンと役割分担をして「副長の務め」を果たしてもらえるように私も考えますので大丈夫です。」
しばらく後に「分かりました」と短い一言が返ってきた。
もう後には引けない。
友団の副長さんに負けないよう、こちらの副長にも頑張っていただこう。
夏キャンプまであと7日。
カウントダウンが始まる。
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