ナチュログ管理画面 キャンプ キャンプ 東海 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2018年11月12日

新城吉川野営場にて

高らかに揚がった班旗(の棒)である。

土日で行われた県連TTの、研究集会でのひとコマ。

「空中班旗」とか「浮きポール」と呼ばれる、スキルゲームを行った。
3班に分かれて競い合い、私の入った班は総合成績では2位に甘んじたものの、完成までのスピードではトップだったし、その仕上がり具合も決して劣ってはいない(はず)。

ちなみに、作業を開始してから30分かからずで立上り、微調整を行って完成を宣言したのは45分経過時。メンバーがメンバーだったため、さすがに早い。

そして写真の通り、中央のポールもほぼ垂直の、誠に美しいカタチだ。

ココまで出来てドコで減点されたのか?

それは、土台部分の正三角形に対し、ポールの位置が中心から少しズレていたことと、張り綱に施したトートライン・ヒッチが数箇所で間違っていたためである。

工作の課題にあった「正確さ」が至らなかったのだ。

我々トレーニングに携わる者は、技能面でも正しいカタチを伝えなければならない。
示されたレギュレーションがあるならば、ソレに対して正確に(今回は精密に)完成させる技能が求められる、と言うことである。

そしてトートライン・ヒッチに関しては、しばし前に改められた。この件を知っている方、知らなかった方が混在し、その結果間違った結び目になってしまった箇所があったのである。

この件の詳細は、また機会を改めてと思っているが、現行のスカウトハンドブック、進歩の手引、ロープむすびの本で確認していただきたい。特に、オジサン世代のスカウト経験者は要注意である。

実は私も、変わったことを知っていながらも、3回に1回はとっ散らかった結び目を未だに作ってしまう。身体で覚えるには時間のかかる年齢なのだ。



秋晴れの空に向かってそびえる竹竿を眺め、力を合わせてこのように完成できた達成感に浸りつつも、まだまだ研さんの足りなさを実感した次第。


でもまあ、楽しいひと時であったことは間違いない。

この楽しさと充実感を指導者の方々へ提供することが、私たちの役目なのだと再度自らに言い聞かせたのである。




このブログの人気記事
テントの管理、メンテ、確認…
テントの管理、メンテ、確認…

コレはヤバイ兆候
コレはヤバイ兆候

結局、買ってしまった…
結局、買ってしまった…

刃物の手入れ。ナタとオノ
刃物の手入れ。ナタとオノ

食堂フライと言うか、タープと言うか…
食堂フライと言うか、タープと言うか…

同じカテゴリー(Scouting)の記事画像
バタバタGW記 スカウトコースにて
新年度、スタートダッシュ!
飲み物問題 その2
飲み物問題
VSに触れた夏
8月もドタバタしてる
同じカテゴリー(Scouting)の記事
 バタバタGW記 スカウトコースにて (2025-05-12 09:38)
 新年度、スタートダッシュ! (2025-04-22 09:22)
 飲み物問題 その2 (2024-09-12 09:36)
 飲み物問題 (2024-09-06 09:26)
 VSに触れた夏 (2024-08-30 09:24)
 8月もドタバタしてる (2024-08-08 09:35)

この記事へのコメント
ペグ側にひと結びし、二重巻き結びで終わるトートラインヒッチですね。撚りのあるロープだと昔の結びの方が良だと思います。懐かしい。スカウトハンドブックのロープの図の誤りと説明不足、スカウトスキルコレクションのロープ結びの説明の一部誤り、新進歩の手引の図の誤りがあり、『スカウトライブラリー:ロープむすび』が最もよい(それでも写真と説明は正しいが、結びの手順の図に一部おかしなところがあります。)です。
よくある間違いは、
てぐす結び:左右のとめ結びを左右入れ換えても同じに見えるようにする。同じでない場合と締めたときのとめ結び同士の密着度が違ってきます。
ねじ結び:撚りに沿うように、ひと結びをしてから、ねじりつける。撚りに沿うとはどういうことかが理解出来ていないので、スカウト関連書籍では段々おかしくなってきています。ロープ同士の密着度を増し摩擦力で解けにくくする。
通りすがりに余計なことでした。ごめんなさいm(__)m
Posted by 通りすがり at 2018年11月22日 07:46
>通りすがり さま
コメントありがとうございます。
詳細なご教授を興味深く拝読いたしました。

日本連盟の「中の人」であっても、ロープワークに関する見識は必ずしも深くはないと感じています。(いつぞやテコ結びの図で向きを間違えて掲載していましたな)

ロープに本来の働きをしてもらうためには、しっかり使う場面を提供できなければ、上っ面を撫でるだけで終わってしまいます。

スキルの修得とは、実に奥が深いモノでありますねぇ。

お時間がありましたら、またお立ち寄りください。
Posted by blue_serowblue_serow at 2018年11月27日 16:47
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
新城吉川野営場にて
    コメント(2)