2024年11月06日
秋季隊キャンプ終了

毎度のジャンテンフライに少し張り出しを追加してみた。スペースに余裕ができてナカナカ快適だった。
昨年この場所で友好団のBS隊と合同キャンプをし、今年も同じ場所、同じタイミングでの再会を考えていたのだが、諸般の事情でソレは叶わず。
ならばと我がボーイ隊のみで半ば強行開催に至った次第。
私としてはそれなりに成果も得られたことから「やってよかった」と感じている。
一方、課題も残った。
以前も少し触れたように、今期は年長スカウトの出席が芳しくない。
この活動を避けているのではなく、部活や習い事と尽くぶつかるのだ。
特に中学2年生は部活動では主役となる頃。学外での対抗行事が増えるとそれだけ忙しくなるのである。
塾関連でも中間期の模試だとか何だとかが週末に重なり、残される(当活動に参加できる)のは1年目2年目のスカウト数名のみ。
「先輩が後輩に教える」図式が成立しない、しかし参加したスカウトたちのモチベーションはあると言う何とも歯がゆい状況になるのである。
で、今回はかな~り迷った挙句、禁断の手法とも言うべきスタイルを敢行。
野営生活の多きの場面において、指導者が口も手も出すこととしたのだ。
もちろん、一から十まで手取り足取りではないので念の為。
当キャンプの直前に予定していた班集会がまさかの「全員欠席」と言う事態だったため、班としての準備ができないまま突入したことも私に迷いを与えたのだが、ナンダカンダ、アレヤコレヤと試した結果として、上記の通り「やってよかった」と相成ったのである。
2泊3日でできたプログラムは4つの内2つ。
それも内容を優しくし、スキルに於いては練習時間も設けてとかなので、本来の形式とは大きく乖離したモノ。
ホント、コレが続くのは誠に芳しくない…と言うか危険であることは承知している。
こうなる前にどう手を打つか。
コレが最近急上昇してきた新たな課題なのだが、この件についてはまた後日。
一方、得られた成果は「できることが増えれば楽しくなる」をスカウトたちが実感できたことと、副長たちの活躍である。
班の中での継承が思うように進まない中、半ば強制的に教え込んだ訳だが、ソレは私ではなく副長たちに依頼した。
昨年来、スカウティングにおける教育手法を伝え続け、実際ナカナカ出番をお願いできなかった副長たち。それが満を持して表に立つ形に。
深入りしすぎずスカウトたちが実際に手を動かして覚えられるよう、上手に指導していただけたのはありがたかった。
おかげでスカウトたちは少なからず自信を持っただろうと見ているし、彼らの言を聞いてもその手応えはあった。
次回のキャンプは冬を越して初春の頃だ。
その時まで、今回の経験を噛み締め、熟成させて待っていてくれれば、より楽しく充実したキャンプになるだろう。
覚えていてくれれば、ではあるが…。
さて、来年もこの地へ訪れるか否か。
個人的にはもちろん来たいのだけれど、どうなるかな?
Posted by blue_serow at 09:36│Comments(2)
│BS
この記事へのコメント
いつも考えさせられながら、楽しく拝見させていただいています。
今回の課題というか問題というか、『隊長が班長を育て、班長が班員を育てる』というBS隊の不文律というか根本に関わる部分が、崩壊していることが長年の問題でした。小学校までは非常に出席率が高く、中学に入ると部活と塾に翻弄され、出席率が著しく下がる現象が起こり、班長が不在などということが日常茶飯事でとても班制度を維持することができない状況が続いています。これは田舎の街でスカウトの数も少ない地方の団だけの現象かと思いましたが、そうでも無いようですね。
かなり前ですが、この部分を解決したくて実習所に参加しましたが、実習所では回答が得られませんでした。実習所ではプログラムをしっかり回すことが重要とのことでそれ以上でもそれ以下でもないといった形だったと思います。
魅力あるプログラムを展開して、スカウト達の興味の順位が部活や塾を上回るような内容にしていかなければいけないのでしょうが、普段スカウト達が生活している時間の大半が学校や塾になり、そこに立ち向かうことの難しさを感じます。結局、月1回の隊集会を1泊2日のキャンプにして、土曜日を班集会、日曜日を隊集会の形に無理やり詰め込んだ形で行いましたが、弊害もあり、班サイトの工作物の作成や生活空間の工夫など行える時間がなくなり、百均などの商品を利用するようになり、スカウトたちの創造性を阻害してしまった経緯もありました。しっかりと仕組みを構築しないまま、後任にお任せしてしまいましたが、現在はそれよりも酷い状況になっています。
私の愚痴の話になってしまいましたが、本来のBSの活動に近付けるよう応援しています。
今回の課題というか問題というか、『隊長が班長を育て、班長が班員を育てる』というBS隊の不文律というか根本に関わる部分が、崩壊していることが長年の問題でした。小学校までは非常に出席率が高く、中学に入ると部活と塾に翻弄され、出席率が著しく下がる現象が起こり、班長が不在などということが日常茶飯事でとても班制度を維持することができない状況が続いています。これは田舎の街でスカウトの数も少ない地方の団だけの現象かと思いましたが、そうでも無いようですね。
かなり前ですが、この部分を解決したくて実習所に参加しましたが、実習所では回答が得られませんでした。実習所ではプログラムをしっかり回すことが重要とのことでそれ以上でもそれ以下でもないといった形だったと思います。
魅力あるプログラムを展開して、スカウト達の興味の順位が部活や塾を上回るような内容にしていかなければいけないのでしょうが、普段スカウト達が生活している時間の大半が学校や塾になり、そこに立ち向かうことの難しさを感じます。結局、月1回の隊集会を1泊2日のキャンプにして、土曜日を班集会、日曜日を隊集会の形に無理やり詰め込んだ形で行いましたが、弊害もあり、班サイトの工作物の作成や生活空間の工夫など行える時間がなくなり、百均などの商品を利用するようになり、スカウトたちの創造性を阻害してしまった経緯もありました。しっかりと仕組みを構築しないまま、後任にお任せしてしまいましたが、現在はそれよりも酷い状況になっています。
私の愚痴の話になってしまいましたが、本来のBSの活動に近付けるよう応援しています。
Posted by ブライアン at 2024年11月06日 10:26
>ブライアンさま
コメントありがとうございます。また気づくのが遅くなり大変失礼しました。
記事で触れた事象、また私自身が実修所の門を叩いた想いと全く同じで非常に考えさせられます。
BSに限らず「システム」が正しく運用できていないと全てが負の方向に向かっていくのはどちら様も同じですので、我が隊では「ドコでソレを如何にして食い止めるか」が今の私の課題なのかも、と思うようになってきました。
少しでも本来のカタチに近づけて、引き継げるよう努めたいと思います。。
コメントありがとうございます。また気づくのが遅くなり大変失礼しました。
記事で触れた事象、また私自身が実修所の門を叩いた想いと全く同じで非常に考えさせられます。
BSに限らず「システム」が正しく運用できていないと全てが負の方向に向かっていくのはどちら様も同じですので、我が隊では「ドコでソレを如何にして食い止めるか」が今の私の課題なのかも、と思うようになってきました。
少しでも本来のカタチに近づけて、引き継げるよう努めたいと思います。。
Posted by blue_serow
at 2024年12月05日 08:18
