2020年08月12日
懲りずにコソコソ

私の勤め先に「盆休み(夏季休業)」の設定はないが、クライアント始め周囲が休みに入る都合上、有給休暇の取得が推奨される。
それ以前に休日出勤の振替えをしなければならず、そんなこんなで今週は平日と休日が入り乱れる…。
と、一応の状況説明をして、木彫りの鎖のその後である。
諸々の要件の合間、前作の仕上がりを見て不満箇所を確認。
ソレを正すために必要な工夫は何かを考える。
頭の中でシミュレーションをし、一通りの目処が立ったら、時間を確保して我が家の工房(地下倉庫とも言う)へ。
写真奥が前作、手前が今回の成果だ。
前回、鎖の太さを確保できたのは良かったものの、端の形状には満足していなかった。もっと自然な丸みが無いと、鎖らしさが感じられないためだ。
ソレを作るためには、切り出し時点で先端の厚みというか太さを確保しなければならず、自ずと内側鎖の内側とのクリアランスがシビアになってしまう。
などと文字だけで説明するのも難しい部分。
今後、機会があれば作成工程をご紹介できれば、と思う。
この工作、一発勝負で切り出し、調整や整形は材料を削り込むしかない。ドコカを間違えたら戻ってやり直しが出来ない。
なのでもっと立派な作品創りであれば、正確な寸法出しをし、精巧な機材を使って行うのだが、我が家にそんな道具はないし、材料が天然木の端材であり、罫引きも目分量。
せいぜい線を引くための鉛筆をコマ目に尖らせる程度なのだから、仕上がりもこんな感じなのだ。
今回、可能な限り端部分の厚み(太さ)を確保しソレが思うように出来たため、一応は思った通りの「鎖らしさ」になったかな。
またモノを少しだけ小さく仕上げられたコトも満足度を高めている。
ソコソコ手間がかかる工作のため、思い切っての量産など出来ない。だが気持ちとしては、この程度の仕上がりで数個は持っていたい。
コンスタントに作り続ければ、もう少し作業効率は上げられるだろう。でもねぇ。。
次はいつ作れるだろう?
ボーイ隊の活動準備と実施があり、スカウトコースの仕込みも始まった今、スケジュール的には「元の日常」となりつつある。
この先イロイロな準備に疲れた時、コレを眺めて次なる工作をシミュレーションしてみるか。
それだけでも十分なお楽しみとなるのである。
暑さに負けず、穏やかに過ごそう。
Posted by blue_serow at 09:42│Comments(0)
│工作