休日は別の顔

今日は「世界友情の日・国際友愛の日」である。

当ブログを（好んで）ご覧の方ならば、この由縁は説明不要だろう。

と言うことで、この機会に「セーフ・フロム・ハーム」について私なりのザックリとした考えを少々。

社会教育運動であるスカウティングに、何故今更ながらこのようなモノがリリースされたのか。
誰かが何かをやったのだろうか？どこかではそんな事があったのかもしれないが、ソレとは別の理由によるようだ。

昨今の事件報道を見ても、かつて「聖職」と呼ばれていたお仕事をされる方の信じがたい犯罪の数々。そして身近な所でも起きているであろう残念な出来事の数々。
更には個々人の事象が多角化し、これまで持っていた（教えられてきた）区別や価値観が変わってきた等々…。

良い方向に考えるなら、今の時代に起きている様々な人間関係のあり方を見つめ直し、スカウティングに関わる指導者全員での共通認識を持とう、というものなのかも、と私は感じた。

そして悪い方向（改めるべきコト）として考えるなら、これまでオオゴトにはならなかったが、本来はするべきではなかったコトを知り、教育運動に関わっているのだという自覚を持ってもらいたい、ということかな、とも感じている。

スカウティングはあくまで自発的な行動に依るので、今回提示された自己研修も自ら進んで行わなければ履修できない。そしてその結果も団委員長へ修了証を提出するに留まる。つまりは団委員長さんご自身にコレへの理解がなければ、団内の履修は進まないのである。

今回は書面で「済ませてね」と伝えられただけではあるが、近いうちにこの履修が登録システムと連動するであろうことは簡単に想像できる。

当然私もeラーニングによる履修は済ませている。至極当たり前の質問に答えるだけで、正直拍子抜けした程の内容。コレをナンダカンダ言い訳をして行わない方がいるのも不思議であるし、逆に面白いとも思った。

つまりは、そのような方が指導者の中におられることが、コレをリリースしなければならなかった本当の理由なのかも、とも思えるのであった。


1月末の県連名内コミ会議において、この件に関してご担当された日連の方の講演があった。
その内容は割愛させていただくが、同じようなタイミングで日経電子版の記事にその方のインタビュー記事が掲載されている。ソチラのほうが講演内容よりもスッキリ読みやすくまとめられているので、是非検索をして読んでいただきたい。


アレコレ難しく書かれ、手間もかかるし難しいなぁ、と思われるかも知れないコトでは有るが、落ち着いて考えてみれば「ちかいとおきて」の実践に他ならない。そこに少しだけ、今世界では標準となってきている考え方を加えるだけ。


堅苦しく考えず、取り組んでいきたいモノである。


と、クソ真面目に語ってみたが、実施運用の中には「ムムム！」と思わず姿勢を正さなければならない事項もあった。




今後、泊まりの行事の折には悩ましい事態を起こしそうだ。