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2016年09月27日

私が心掛けたコト

今朝の緑地公園である。

朝晩はソコソコ気温が下がるようになってきたが、日中はまだまだ蒸し暑い。
風もなく、空気が淀んだように感じる。



夏の始め頃に触れた話題で、しばらく寝かしたままになっていた件。

発達障がいに関して、私が心掛けたコトを記してみたい。

私がその症例を初めて聞いたのは、実修所でのこと。
最初はただ「へぇそうなんだ」程度だったが、徐々に関心が高まり、それまでの少ない経験の中でも、「もしかして」と少なからず思い当たる節もあった。

その後、ビーバー隊長として隊の訓育活動の際には、隊員たち全員の状態に気を払いながら進めていくようになったのであった。

実践のポイントは、実修所での話にあったいくつかのキーワード。
ソレは症状の見られる場合以外でも、ビーバー年代に対しては有効なコトだったため、自然と盛り込めたのだと思う。


その1 変化に敏感なので、出来るだけ変えないようにする
隊長ハンドブックにも記されている通りのことだ。隊集会の開催サイクル、時間帯、場所、セレモニーの流れなど、基本的な事項は出来るだけ変えないようにする。
コチラの話を聞いて多少は理解できる年代ではあるが、小さな引っ掛かりが引き金となってパニックに陥る場合もあるため、ケースバイケースではあるが、変化は最小限にしたいところである。


その2 これから行うことを先に知らせる
上記のフォローにもなるが、自分はこれから何をするのかを知っていると、それだけでも安心するし、理解がスムーズになるようだ。
なので、工作でも散歩でも「これから○○をするよ」と伝えることが大切。サプライズやシークレットは使う場面をよくよく考える必要がある。


その3 でも、多くのことを一度に言わない
年代的にも多くの情報を系統立てて処理できない。ひとつの行動に対してはひとつの指示だけとし、複数の指示が必要な場合は小分けにするか、順番に行うようにする。
同じようなこととして、安全のためのお約束もせいぜい2つまで。
ごく簡単な事柄であれば3つ…と言いたくなるが(実際言ったコトもあるが)ソコは指導者として我慢と工夫の時だと思いたい。
優先順位に従って絞り込むのが腕の見せ所であり。



その4 自分の世界の邪魔をしない
自分の世界観で自分のペースで、自分ができることをする。なのでまくしたてられたり、変なタイミングで声をかけられる(=邪魔をされる)とペースが崩れてしまうのだそうだ。
かといって、隊活動では全体の進行も重要。そこはプログラムの内容を吟味調整して、また接し方にも注意して対処するしかないのかな。


と、こんな感じ。全てが聞いた話のままではないが、私が実際に行ってきたのは事実である。


セレモニーでも手順の説明でも、ビーバー隊長は隊員たちの前で話をする機会が多い。ついついイッパイ伝えたくなり、話が難しく長くなりがちだ。
しかし、ソコで調子に乗ってしまうともう黄色信号である。

2分少々にとどめて、次のアクションに切り替えるのが吉である。



と、このように要点を並べられたところで、じゃあソレをどうやって実践していったのか。

文字で読む限り何も特別なことはないじゃないか、と言われそうである。

確かにそうだし、指導者によっては意識せずともコレが自然と出来ている人もいる。


私が上記のポイントを、どのように実践してきたかについては、また次の機会にとさせていただきたい。

時間が来てしまったので、ご了承のほど…。








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Posted by blue_serow at 09:13│Comments(3)BVS
この記事へのコメント
こんにちは。
越谷は 今日久しぶりに太陽と会えました。
お天気が良いと なんだか気分もいいですね。

発達障害 保護者からお話が無い限り 判断が出来ないので本当に難しいですね。 小学校の特学も今や なかなか普通級から移れない状況との事。

私も 発達障害を知る友人から 説明は短文で。自分の世界に入ってるときは まず そのことを褒めてから次の行動をさせる。パニックになった時 パニックになった理由をわかってあげると かなりの確立で治まる。など色々アドバイスを受けました。

私は今年に入り ある気になるスカウトに夏キャンに向け 今年のキャンプは泣かずに頑張ろうね!と顔見るたびに声をかけ続けました。本人も頑張ると言い それは行動にも現れていました。まだセレモニーなどは落ち着きはありません。でも夏キャンプ登山も辛いとも言わずキャンプファイヤーでの出し物も大きな声で演技してくれました。時々甘えてくる時は、苦しいね!頑張れと声をかけていました。本当に 3泊4日頑張ってくれました。最終日 思わず頑張ったね~えらかったよ~と抱きしめちゃいました。それ以降の集会も 頑張っています。来年は どんな成長をするのか今から楽しみです。  
Posted by 越谷1団 デンリーダー at 2016年09月27日 16:56
三指
 障がいを持つ方々に対する対応の在り方はまだまだ勉強不足を感じた記事です。一方、その他の人々、スカウトの対応の在り方も考えなければと思います。基本は分け隔てなく、他の方々と同じようにと教えているつもいりですが、やはり弱者に対する気配りやマナー等・・・。お節介ではいけないし、言葉も注意が必要かと。
 ケースバイケースで状況は変わりますが、今後も貴殿の記事勉強の場にさせていただきます。
弥栄
Posted by さらばベルリンの壁 at 2016年09月27日 23:10
>越谷1団 デンリーダーさま
人によって「手に負えない」と感じるレベルは様々かと思います。
親御さんからの情報を元に、対応の仕方を考えるのが一番なんでしょうけれど、なかなか細やかな対応も難しいもんです。

出来る事を出来る範囲で、丁寧にやって行きたいと思っています。



>さらばベルリンの壁さま
そうですね。まずは我々が基礎知識を持っていなければ、間違った対応をしかねません。広い範囲を深く知ることも大切なのでしょうが、まずは一般的な部分だけでも知っていれば、だと思います。

仰るとおり、スカウトたち全員とのバランスも求められます。
ことビーバーに関しては「自分が一番」な年代ですので、それこそ噛んで含めるような説明を、みんな対して行う必要性も出てくるわけで、その伝え方も考えなければならないのです。
Posted by blue_serowblue_serow at 2016年10月09日 14:22
 
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