2021年02月01日
活動の「ねらい」を考える②

数年前とはいえ、茶色のベストが懐かしい。
先回続きをば。
ビーバープログラムを考える際、如何にしてねらい定めるかの手順のお話。
「アクティビティとねらいを繋げる」と言われても… てな場合、アクティビティ優先で考えていく時、私はそのアクティビティの手順・行程を追っていく。
例えば「紙ひこうきを作る」としたならば、大まかな手順は紙を折る、だろう。
この時点でピンと来るものがなければ、まず、その紙はどのように準備するか考えを広げる。
折り紙なのかコピー用紙なのか新聞紙なのか。
コピー用紙ならば完成形は真っ白。折り紙なら色付き。新聞紙なら…。
そして大きさはどうするか。
手のひらサイズからかなりの大判まで、材料となる紙のサイズで様々な可能性が見えてくる。
更には紙ひこうきが完成したらどうするか。
当然ビーバーたちは先を争って飛ばしたがるだろう。
各々勝手に遊ばせるのか、それとも飛距離や安定性を比べるゲームにするのか。
立返って「紙を折る」だけでも一様ではない。
リーダー側で折る順番を指示し、全員で同じ物を作るのか、各自が知っている形で紙ひこうき作らせるのか、と言うことも考えられる。
ここまでの中も既にいくつもの「ねらい」のヒントが見えてくる。
全員で同じ紙ひこうきにするとして、リーダーが教える通り、順番に折っていくコトを重視するなら「しっかり話を聞いて順番に作ることを経験する」とできないだろうか。
新聞紙やコピー用紙を使うなら、正方形に整えるトコロに焦点を当て、定規で線を引いたりハサミで切る行程から「工作道具の使い方を知る」とか。
完成した紙ひこうきへ、ペンでカラーリングする部分では「自分なりのマークやデザインを考える」とできそうだ。
飛ばしてみて、上手く飛ばない(バランス良くない)前提があり、リーダーが修正方法やコツを伝授できるならば「工夫することを経験する」などもある。
ザーッと上げてみただけでも、これだけ思い浮かぶ。
多少無理をしている感もあるが、先の記事にも書いたとおり「如何にしてコジツケルか」だ。
今回もこの時点でタイムアップである。
続きはまた次回…。
ご了承いただきたい。
Posted by blue_serow at 09:38│Comments(2)
│BVS
この記事へのコメント
回答いただきありがとうございます
何度も読ませて頂きました。そして家に帰り作成中の年プロと
にらめっこしました。スカウトに体験してほしい事 知ってほしい事
挑戦してほしい事。アクティビティーから活動の工程を考えながら私なりにねらいを定めていきたいと思います。
まだまだ勉強不足な私です。研修所ではスカウトコース最終日の過程別を受けましたがプログラムに関してはアクティビティーを決め月に分けていく。それだけで終わっていたような・・・その頃は私もプログラムが何?って感じだったので何の不安にもならず帰ってきましたが今では プログラムに関してもっと詳しくやってほしかったと・・・あとのまつりですね。
スカウトの為にも ねらい しっかり勉強したいと思います。
これからも 時々コメントさせていただきます。
よろしくお願い致します。
何度も読ませて頂きました。そして家に帰り作成中の年プロと
にらめっこしました。スカウトに体験してほしい事 知ってほしい事
挑戦してほしい事。アクティビティーから活動の工程を考えながら私なりにねらいを定めていきたいと思います。
まだまだ勉強不足な私です。研修所ではスカウトコース最終日の過程別を受けましたがプログラムに関してはアクティビティーを決め月に分けていく。それだけで終わっていたような・・・その頃は私もプログラムが何?って感じだったので何の不安にもならず帰ってきましたが今では プログラムに関してもっと詳しくやってほしかったと・・・あとのまつりですね。
スカウトの為にも ねらい しっかり勉強したいと思います。
これからも 時々コメントさせていただきます。
よろしくお願い致します。
Posted by BVS こし1 at 2021年02月04日 12:36
>BVS こし1さま
現行の課程別研修は1日しかないため、以前の研修所とは比べようが無いほど情報量が限られています。
我々所員もアレコレ精査し、策を練ってお伝えしているものの、正直消化不良な感は否めません。
その先の詳細は、ラウンドテーブルや定型外訓練に託したいのですが、対応してくれる地域ばかりではないのも現実です。
ソコを「ジコケンサン」と言ってはみても、何から手を付けて良いのか分からない隊長さんも多いのではないかと感じています。
私にお伝えできることがあれば、今後も当ブログで扱っていきますので、またコメントいただければと思います。
まずは「ねらい」について、少しずつでも試してみてください。
現行の課程別研修は1日しかないため、以前の研修所とは比べようが無いほど情報量が限られています。
我々所員もアレコレ精査し、策を練ってお伝えしているものの、正直消化不良な感は否めません。
その先の詳細は、ラウンドテーブルや定型外訓練に託したいのですが、対応してくれる地域ばかりではないのも現実です。
ソコを「ジコケンサン」と言ってはみても、何から手を付けて良いのか分からない隊長さんも多いのではないかと感じています。
私にお伝えできることがあれば、今後も当ブログで扱っていきますので、またコメントいただければと思います。
まずは「ねらい」について、少しずつでも試してみてください。
Posted by blue_serow
at 2021年02月10日 09:12
